WRCの特徴
カナダの太平洋沿岸地域には深い山々に抱かれ、悠久の時の流れを年輪に刻んだ広大な森林が展開しています。
この常緑針葉樹林を構成する代表的な樹種の一つが「ウェスタンレッドシダー(Western Red Cedar)」(学名:Thuja
plicata)です。日本では通称「米杉」と呼ばれていますが、正確には日本の「杉」と同種ではなく、木曽五木の一つである「ネズコ」(別名:クロベ)
と同種のヒノキ科ネズコ属の樹木です。
かつて、明治時代に初めて日本に輸入された際、その外見が日本の「杉」と非常に似ているために、当時の木材関係者によって「アメリカの杉」ということで「米杉」と名付けられました。
カナダ太平洋岸に定住していた先住民(Native Canadians)は信仰の対象としてこの木からトーテムポールを作製した他、カヌーや住居の材料、樹皮から採取した繊維を用いて衣服や魚網等に余すところ無く使用していました。
木理通直で狂いが少なく、加工性に富み、かつ成長過程で生成される油性抽出成分が自らの耐候性と優れた防腐防虫効果を現し、性能の劣化しにくいウェスタンレッドシダーは太古より「生命の木」として崇められてきました。
日本では、ログハウスやウッドデッキなので高級材料としてお馴染みの木材です。
当工房では、その中でも節の少ないクリア材を使用しております。